中国語と英語を勉強しています。
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2013-03-13 (水) | 編集 |
台北に留学していたころ、敦化南路にある誠品書店という大型書店によく行っていました。とにかく居心地がよいお店で、品ぞろえがいいだけでなく、日本の大型書店よりも個性があり、ほどよく洗練されていて、いつ行っても長居をしてしまう場所でした。

まだ読んでいない本が本棚にもKOBOの中にもごろごろあるのですが、ふと思いついて誠品書店のオンラインショップを試してみることにしました。繁体字の本も久しぶりに読みたかったので、ちょうどいいやということで。。。今回買ったのは、こちらの二冊。前からほしかった本です。


≪父親與民國: 白崇禧將軍身影集 上下≫ by 白先勇

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この本、以前亚马逊で買うことも考えたのですが、「台湾版のほうがきれい」というレビューを書いている人がいたので、やめました。

≪窗外≫by 琼瑶
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こちらは琼瑶のデビュー作です。以前中国語ジャーナルでインリンが彼女の小説はわかりやすくておすすめだと言っていたので、前から読みたかったのですが、買おうと思った時には亚马逊で売り切れだったりして、まだ買っていませんでした。

≪窗外≫は林青霞主演で映画化されていますが、版権の問題で、これまで台湾で一度も上映されていない幻の作品なんだとか。2011年に出版された林青霞の自伝エッセイ≪窗里窗外≫の出版記念で香港でチャリティ上映されたそうです。≪窗里窗外≫も買いたかったのですが、今回は我慢しました。中国語は読むのに時間がかかるので。。。

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誠品書店のオンラインショップを今回初めて使ってみましたが、3/9に発注して3/13に届きました。速いです。DHLで届きました。また、届いた本のクオリティは高くきれいです。本の値段は亚马逊よりだいぶ高く、日本よりは安いという感じでしょうか。送料は亚马逊より誠品のほうが良心的です。出版社も本の表紙・クオリティも違うため、単純比較はできないものの、亚马逊で二冊を買った場合と比較してみると:

父親與民國  亚马逊  68元  誠品 684NT$
窗外       亚马逊  18元  誠品 252NT$
送料       亚马逊 220元  誠品 520NT$
合計       亚马逊 306元  誠品1456NT$

日本円換算  亚马逊 4733円  誠品4711円

なんと、わずかですが誠品のほうが安い!という結果になりました。今回買った二冊は、両方とも縦書きで印刷されていて、あれっと思いました。最近ずっと簡体字の横書きで印刷された本ばかり読んでいたので、懐かしくて新鮮な感じです。
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2012-10-17 (水) | 編集 |
だいぶ前の『聴く中国語』に≪君生我未生 我生君已老≫という短編小説が掲載されていました。孤児の少女と彼女を赤ちゃんのときから育てている中年男性との間の強い絆と愛情を描いたもので、小説もなかなかよかったのですが、題にもなっている詩がとにかく美しくて印象的でした。70年代に発掘された唐代の陶器に掘られていた作者も題名も無い詩が元になっているそうです。


君生我未生,我生君已老 
君恨我生迟,我恨君生早
君生我未生,我生君已老 
恨不生同时,日日与君好
我生君未生,君生我已老
我离君天涯,君隔我海角
我生君未生,君生我已老
化蝶去寻花,夜夜栖芳草


Yiyun Liの短編集Golden Boy, Emerald Girlの中の最初の作品Kindnessを読んでいたら、この詩の一部の英語訳がでてきました。

I was not yet given a life when you were born; when I was born you were old already. How I wish I had not come this late, but death has placed mountains and seas between you and me.

だいぶ前に読んだ(聞いた)中国語の詩が、英語になって目に飛び込んできたので、ちょっとびっくりしました。しかし、英語でも美しいものは美しいですね。
2012-10-11 (木) | 編集 |
今年のノーベル文学賞は莫言が受賞しました!
私は≪蛙≫しか読んだことが無いので、他の作品についてはよくわからないのですが、≪蛙≫は魂を感じる作品だと思いました。

この本のカバーには、本书献给:经历过计划生育年代和在计划生育年代出生的千千万万读者とあります。

主人公は蝌蚪(オタマジャクシ)というあだ名の作家です。蝌蚪の伯母は、腕のいい産婦人科医として、多くの赤ちゃんを取り上げ、村人から慕われていました。しかし、伯母さんは、一人っ子政策の時代になると、国家の政策に忠実に従い、第二子を身ごもった女性を堕胎させるため、あらゆる手を尽くすようになります。女性たちやその家族も、逃亡を図ったり、隠れたりと、必死に抵抗しますが、多くの命が消えてゆきます。

ある晩、伯母さんが夜道を歩いていると、堕胎した子供たちが無数のカエルの姿となり、伯母さんを取り囲み襲い掛かります。その鳴き声は、恨みに満ちているようでした。伯母さんは、泥人形師と結婚し、彼が作る泥人形の一つ一つに自分が手を下しこの世に生まれることがなかった子供たち一人一人への思いを重ね、弔う日々を送ります。そして、蝌蚪は伯母さんの助手をしていた女性と結婚しますが、子宝に恵まれません。しかし子供を諦めきれない彼女は。。。

題名の≪蛙≫はカエルのことですが、娃(赤ちゃん、子供の意)とかけています。また第一章~第四章が日本人作家杉谷への書簡という形式で、最後の第五章が戯曲という凝った形式になっています。人口を抑制しないと食糧がりないという現実、子供の数は多いほうがいいという伝統的な価値観、そのはざまで無数の庶民の身に起きた悲劇について、考えさせられました。この本はページ数も340ページとそれほど多くなく、全体的に読みやすいと思いました。悲惨な時代、出来事をユーモアを交えて描くのは、中国人作家らしいのかなと思います。

ノーベル賞受賞作家の作品を原書で読めるというのは、やはり嬉しいことですし、中国語をやっていてよかったと思います。日本語訳も出ています。明日には本屋さんで平積みされているかもしれません。

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(2011/05)
莫 言

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2012-04-19 (木) | 編集 |
私が最初に中国語の小説と出会ったのは、香港に交換留学をしていたときに履修したChinese Literature in Englishの授業でした。白先勇の短編小説《花橋栄記》の英語訳 “Glory’s at Blossom Bridge”を読んだのですが、哀しくて美しいラストシーンがとても印象的でした。

あらすじ
桂林を流れる璃江のほとりに、花橋栄記という名前のビーフン屋がありました。店の創業者の孫娘で、お客さんから“米粉丫头”(ビーフンお嬢ちゃん?)と呼ばれていた主人公は、その後国民党の軍人の妻となり、命からがら単身台北に渡り、内戦で行方不明となった夫を待ちますが、再会することはできませんでした。彼女は、生活のために台北で花橋栄記という名前のビーフン店を開きます。店には帰れぬ故郷を思い続ける孤独な人々が集まります。過去を忘れられず、孤独と絶望の中滅んでいく人々と、逞しく生きていく主人公が対照的に描かれています。ラストシーンで、主人公は店の顧客が遺した一枚の写真を手にします。そこに写っていたのは、二度と戻れない美しい故郷と幸せだった時代でした。


いつかこの小説を原文で読みたいという思いが、留学後も中国語を続ける一つの原動力になりました。留学中、英語で開講されているという理由で、何気なく履修した科目が、その後長い時間自分に影響を与えていると思うと不思議な感じです。(実際に原文で読むことができたのは、だいぶ後になってからですが、いつ頃だったかは忘れてしまいました。) また去年、三毛の《雨季不再来》を読んだときに、白先勇が三毛の作家デビューにも深く関わっていたことを知り、感動しました。

《花橋栄記》が収録されている白先勇の短編集《台北人》は亚洲周刊という香港の雑誌が選んだ“二十世纪中文小说一百强”で7位にランクされています。《花橋栄記》は映画化もされていて、10年ほど前にVCDで観ましたが、映画は、まあ普通でした。本当にちょっとですが、デビューした頃の周迅が出演しており、大変可愛いらしいです。《台北人》は日本語訳も出ていますが、こちらは未読です。

台北人
(新しい台湾の文学―現代台灣文學系列) 白先勇 (著, 原著) 山口 守 (翻訳)

白先勇は、著名な軍人(白崇禧)を父に持ち、桂林に生まれました。その後重慶、南京、上海、香港と各地を転々としながら幼少時代を過ごしました。以前、上海のフランス租界に白家が住んでいたお屋敷を見に行ったことがありますが、ため息が出るほど美しい洋館でした。彼の小説は故郷、伝統文化、大家族といった中国的なものや特殊な時代背景を描きながら、人間の孤独、生死、愛憎、業といった普遍的なものが表現されていて、心に響くものがあります。
2012-02-19 (日) | 編集 |
年始に読み始めた刘震云の「一句顶一万句」、1か月半かかってやっと読み終わりました。登場人物が多く、淡々としたストーリー展開なので、なかなか読むスピードが上がらず、挫折するかもと何度か思いましたが、なんとか読み終わりました。“話しても通じ合えない”“話さないから通じ合えない”親子、夫婦、兄弟、親戚、友達、師弟、同僚、隣近所、三角関係といったさまざまな人間関係が、親・子・孫の三代に渡って語られています。

ちょっと意外な感じだったのが、仲の悪い親子・夫婦がよく出てくることでした。そして、主人公二人は、孤独を抱えながら、さまよっています。前半の主人公、杨百顺は、キリスト教の洗礼を受けたとき(杨摩西)、婿養子に入ったとき(吴摩西)、延津を離れる時の3回(罗长礼)と何度も名前を変えつつ、かなり頻繁に職業と住む場所も変えています。後半の主人公、牛爱国(杨百顺の血のつながらない孫)も各地を転々とします。二人の状況は、かなり悲惨なのですが、くらーい感じでもなく、淡々としていて、ラストには希望を感じました。

今年の中国語読書二冊目は、海岩の“玉観音”です。これは、オーディオブックも買ってあるので、かなり楽しみです。通勤時に聞いている中国語ジャーナルも来月から季刊になるので、今後は通勤時にはオーディオブックをもっと活用したいです。

Shrimp先生の听写講座も楽しく続けています。段々自分の弱点が分かってきました。変換ミスが多いし、聞き取れていない音、分かったつもり(勘違い)もあります。また、電子辞書やインターネットで調べても出てこなかった単語が、紙の辞書でさっと見つけられたこともあり、奥が深いです。翻訳スクールは、今月いっぱいなので、3月はShrimp先生の听写講座をペースメーカーに読書を続ける予定です。
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